2月27日(金) 髪の毛を切る
副作用で一番気になるのは、私にとっては脱毛だ。
体の痛みはないかもしれないが、やはり心が痛む・・・
手足のしびれはそう何ヶ月も続かないだろうが、脱毛は、新しい毛が生えてくるまでの間が気が気ではないように思うからだ。いくら新しい毛が生えてきます、と言われたって・・・やっぱり、ショックだと思うのだ。
脱毛対策については、がんと闘っている友人が医療用ウィッグや帽子のことなど詳しく教えてくれた。
アドバイスをもらった中から自分に必要なものを購入することにした。
私が使う抗がん剤は、必ず脱毛する、と主治医のN先生から言われた。
ただ、それが「全部」抜けるのか、「全体的にずいぶん薄くなったねえ」程度なのかは、個人差があるという。
でも、眉毛も抜けるって先生は言ってた。
だったら、髪の毛だってやっぱり全部抜けちゃうんじゃないか???
中途半端に残ってもらってもかえってケアが大変なのではないか?
それなら、もう、この際、全部サヨナラして、ウィッグ生活をエンジョイするほうが、精神的な痛手は小さくて済むのではないか???
脱毛に関しては、暗く考えすぎないように、と主人と話し合った。
いずれ新しい毛が生えてくるのであれば・・・
それは、『脱毛』ではなく、『換毛』だととらえればいいのではないか。
換毛????
なんやー。
ナラと一緒やん。
『私は日本犬だから換毛期があるのよ』
そっか、そっか。
夏と冬に毛が生え換わるナラとおんなじようなもんだ。
(犬と一緒にするな!というお叱りは覚悟しています・・・)
まあ、ナラは全部抜けないけど。
『生え換わる』という意味では、おんなじだと思う方が、親近感がわく。
あれこれ考えた結果、どういう抜け方をするにしても、まず、換毛期を迎えるにあたって、
心の準備だけではなく、体も準備しておこう、と考えた。
私の髪は、肩より少し下に行くくらいのロング。
ロングのまま換毛期を迎えては、精神的ダメージが大きい。
お岩さんになってしまうからだ。
お岩さんのような髪は必要ないであろう。
毛が抜けても、
「あー、ついに来たねー」と笑って(?)やり過ごせるよう、短くしておいたほうがいいのではないか。
ということで。
やはり、1年ぶり?それ以上ぶり?に、いつもお世話になっている美容室の予約をする。
(これまでは予約をしようとしてもいっぱいだったので行っていなかった)
病気のことを打ち明け、せめて毛が抜けるまでの間も楽しめるように、と見た目のボリュームは減らない感じに見える(実際はすいて量を減らしている)ショートカットにしてもらった。
よし。
体の準備はできた。
私がお世話になっている美容室は、自宅の1階部分の一部屋を使って営業されている。
カット台も複数あるし、待合スペースにソファも置いてあるけれど、完全予約制なので、
まず他のお客さんと顔を合わせることがない。
完全にプライバシーが守られるのである。
もうひとつ、ここの美容室のいいところは、シャンプー台まで移動する必要がなく、シャンプー台のほうがこっちに寄ってきてくれる、という点。
だから、シャンプーの時に台が動いて仰向けにさせられて頭に血がのぼって肩こりがする・・・なんてことがない。すわったまま、移動してきてくれたシャンプー台のほうに、少し頭を下げるだけで、身体的ストレスがなくシャンプーしてもらえるのだ!
もちろん、ひとりで奮闘しておられる美容師さんのお人柄がいいのは言うまでもない。
これまで過去にお世話になってきた美容室はほとんどが、たくさん美容師さんがいて、お客さんもたくさんいて・・・というスタイルのお店だった。
そういうお店でも、抗がん剤治療を受けている人でプライバシーを守ってほしい場合は、個別対応をしてくれるお店もあるようだ。営業時間外に予約を入れることができます、とか。一番最後の時間帯で他のお客さんが帰ってから対応します、とか。
新しい毛が生えそろうまでの間も頭髪ケアは必要だろうし、抜ける前であっても、病気のことを他のお客さん、見知らぬ人に知られたくない、という気持ちがあっても当然だと思う。
でも。
もしも、いつものお店で、思うように個別対応してもらえなかったとき。
そんなときに、このお店を思い出してもらえたら・・・
神戸市の郊外にある美容室。駐車場完備。定休日は不定休。
予約は電話だけでなくメールでも可能。
りつこのhair http://www.ekiten.jp/shop_1103627/
私は、りつこさんにカットしていただいたおかげで、無事に換毛期を迎えられそうだ!
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体の痛みはないかもしれないが、やはり心が痛む・・・
手足のしびれはそう何ヶ月も続かないだろうが、脱毛は、新しい毛が生えてくるまでの間が気が気ではないように思うからだ。いくら新しい毛が生えてきます、と言われたって・・・やっぱり、ショックだと思うのだ。
脱毛対策については、がんと闘っている友人が医療用ウィッグや帽子のことなど詳しく教えてくれた。
アドバイスをもらった中から自分に必要なものを購入することにした。
私が使う抗がん剤は、必ず脱毛する、と主治医のN先生から言われた。
ただ、それが「全部」抜けるのか、「全体的にずいぶん薄くなったねえ」程度なのかは、個人差があるという。
でも、眉毛も抜けるって先生は言ってた。
だったら、髪の毛だってやっぱり全部抜けちゃうんじゃないか???
中途半端に残ってもらってもかえってケアが大変なのではないか?
それなら、もう、この際、全部サヨナラして、ウィッグ生活をエンジョイするほうが、精神的な痛手は小さくて済むのではないか???
脱毛に関しては、暗く考えすぎないように、と主人と話し合った。
いずれ新しい毛が生えてくるのであれば・・・
それは、『脱毛』ではなく、『換毛』だととらえればいいのではないか。
換毛????
なんやー。
ナラと一緒やん。
そっか、そっか。
夏と冬に毛が生え換わるナラとおんなじようなもんだ。
(犬と一緒にするな!というお叱りは覚悟しています・・・)
まあ、ナラは全部抜けないけど。
『生え換わる』という意味では、おんなじだと思う方が、親近感がわく。
あれこれ考えた結果、どういう抜け方をするにしても、まず、換毛期を迎えるにあたって、
心の準備だけではなく、体も準備しておこう、と考えた。
私の髪は、肩より少し下に行くくらいのロング。
ロングのまま換毛期を迎えては、精神的ダメージが大きい。
お岩さんになってしまうからだ。
お岩さんのような髪は必要ないであろう。
毛が抜けても、
「あー、ついに来たねー」と笑って(?)やり過ごせるよう、短くしておいたほうがいいのではないか。
ということで。
やはり、1年ぶり?それ以上ぶり?に、いつもお世話になっている美容室の予約をする。
(これまでは予約をしようとしてもいっぱいだったので行っていなかった)
病気のことを打ち明け、せめて毛が抜けるまでの間も楽しめるように、と見た目のボリュームは減らない感じに見える(実際はすいて量を減らしている)ショートカットにしてもらった。
よし。
体の準備はできた。
私がお世話になっている美容室は、自宅の1階部分の一部屋を使って営業されている。
カット台も複数あるし、待合スペースにソファも置いてあるけれど、完全予約制なので、
まず他のお客さんと顔を合わせることがない。
完全にプライバシーが守られるのである。
もうひとつ、ここの美容室のいいところは、シャンプー台まで移動する必要がなく、シャンプー台のほうがこっちに寄ってきてくれる、という点。
だから、シャンプーの時に台が動いて仰向けにさせられて頭に血がのぼって肩こりがする・・・なんてことがない。すわったまま、移動してきてくれたシャンプー台のほうに、少し頭を下げるだけで、身体的ストレスがなくシャンプーしてもらえるのだ!
もちろん、ひとりで奮闘しておられる美容師さんのお人柄がいいのは言うまでもない。
これまで過去にお世話になってきた美容室はほとんどが、たくさん美容師さんがいて、お客さんもたくさんいて・・・というスタイルのお店だった。
そういうお店でも、抗がん剤治療を受けている人でプライバシーを守ってほしい場合は、個別対応をしてくれるお店もあるようだ。営業時間外に予約を入れることができます、とか。一番最後の時間帯で他のお客さんが帰ってから対応します、とか。
新しい毛が生えそろうまでの間も頭髪ケアは必要だろうし、抜ける前であっても、病気のことを他のお客さん、見知らぬ人に知られたくない、という気持ちがあっても当然だと思う。
でも。
もしも、いつものお店で、思うように個別対応してもらえなかったとき。
そんなときに、このお店を思い出してもらえたら・・・
神戸市の郊外にある美容室。駐車場完備。定休日は不定休。
予約は電話だけでなくメールでも可能。
りつこのhair http://www.ekiten.jp/shop_1103627/
私は、りつこさんにカットしていただいたおかげで、無事に換毛期を迎えられそうだ!
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by miyonara
| 2015-03-10 13:42
| 退院後の生活