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3月3日(火) 抗がん剤投与(TC療法) 1サイクル

いよいよ抗がん剤投与の日、である。

点滴注射での投与だが、肝心の抗がん剤の前に、副作用を軽くするための飲み薬(レスタミンコーワ・抗アレルギー薬)を飲み、さらにデキサート(アレルギー予防、吐き気予防)とザンタック(アレルギー予防、胃薬)を15分、グラニセトロンという吐き気止め注射を30分で点滴してもらった。(9時過ぎスタート)

そして、抗がん剤。

私に対して使用されるのは、卵巣がんの標準的な化学療法で用いられているもので、2種類の抗がん剤だ。
パクリタキセルとカルボプラチン。

パクリタキセルが3時間投与、カルボプラチンが1時間投与となる。

途中で点滴の機械が何度も機嫌を損ねたため手動に切り替えとなり、全部の点滴が終わったのは16時前であった・・・(途中で何度もトイレに行く、機械のエラー音でおちおち寝ていることもできず、疲れた・・・)


さて。

抗がん剤投与に関して、自分の体に関わることを知っておきたいと思った私は、『卵巣がん治療ガイドライン2010年版』(日本婦人科腫瘍学会編・金原出版)の上皮性悪性卵巣腫瘍の章を読み、特に化学療法について書かれているところは何度も読んだ。

そこには、『卵巣癌に対する標準的化学療法はタキサン製剤とプラチナ製剤の併用療法で、代表的なものとしてパクリタキセル(T)とカルボプラチン(C)の併用療法(TC療法)がある』と書かれている。
そして、続けて化学療法の変遷も紹介されているが、パクリタキセルの登場により、完全寛解率でも生存率でもこれまでの薬剤に比べて有益性が示されたため、パクリタキセルが標準療法に用いられるようになったそうだ。また、カルボプラチンはそれまでの他のプラチナ製剤と比較して、毒性の軽減と簡便性により選択されることが多いそうだ。腫瘍に対する効果に差はないのなら、少しでも副作用が軽いほうが患者にとってはありがたい。


ところで。

この抗がん剤投与の日の朝9時から翌日朝9時までの24時間のオシッコの量をはかっておいてください、とのことであった。腎機能に問題がないかどうかの参考にされるようだ。

ちなみに、3月3日分は1,600ml(日付が変わるまでに5回)、4日は日付が変わってからカウントして3回で700ml、であった。

これが多いのか少ないのかはわからないが、尿検査の採尿とは違い、自分のオシッコの量を自分ではかるのは初めてだったので、興味深かった。

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by miyonara | 2015-03-12 16:38 | 入院生活
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卵巣がん(明細胞腺がん)が3年の時を経て再発。わたし色の豊かな人生を目標に☺


by みよちん
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