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卵巣の病気

図書館から借りた本をこの1週間で5冊読んだ。
そのうち、卵巣がんに関する本が3冊である。

今日、紹介させていただく本は女医さんが書かれた本で、卵巣がんのことだけでなく、卵巣の病気全般について書かれている。
卵巣の働きから月経のしくみ、排卵障害、チョコレート嚢胞、良性卵巣腫瘍についても。
でも、メインはやはり卵巣がんなのだけれど。

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卵巣の病気 月経の不調から卵巣がんまで (健康ライブラリー)

細かいことまで解説されていて、例えば、抗がん剤の投与量の計算方法まで紹介されていたりする。
投与量は体重が関係するっていうのは、私も主治医の先生に聞いていたので、さぞかし私は普通の体型の人よりも多いんだろうなあと思ってはいたんだけど、私も使っているカルボプラチンだけは、年齢、体重、性別、血液中のクレアチニンなどから計算した腎機能を使って投与量を決めるんだとか。
へええー。トリビアの泉だったらボタンをたくさん押せるぞ。年齢や性別まで関係あるの???

本文以外のコラムでは、漢方薬について詳しく触れられていたり、私が入会させてもらったばかりの卵巣がん体験者の会こと、ドラッグラグのことも話題になっている。『卵巣がん治療ガイドライン』のことも紹介されているし、「卵巣腫瘍はどこまで大きくなる?」ってのには驚き。平成の時代に入って、学会で発表された卵巣腫瘍の一番大きいもの・・・何kgだと思われます???

私が、こんなにも(自分の感覚では普通なんだけど)卵巣がんの本を探しまくってでも読むのは、私のがんの組織型「明細胞腺がん」が、どんな本を読んでもいいことが書かれていないからなんだ。
「抗がん剤が効きにくい」「予後が良くない」「治療成績が悪い」などなど・・・明るい細胞って、字は明るいのに、書かれていることはちっとも明るくない!
ステージがⅠ期といえども油断はできない・・・って書かれていたら、治療が長引くんかなあ、とマイナス思考になってしまうことも。

だから、ちょっとくらいいいこと書いてないかなあ・・・と読みあさっているようなものなのかも。

そしたら、この本に、ひとつだけあった!
明細胞腺がんでも期待が持てそうなこと。

『明細胞腺がんに対する新しい治療戦略として、最近、分子標的治療薬が期待されています』と。

願わくば~、期待だけに終わらず・・・成果のある化学療法となってほしい。


それから、この本では、最後のほうに「がんになったときにかかるお金」として、外来での検査費用、入院費、手術療法、化学療法の4つについて、保険診療の点数が紹介されている。
自分の診療明細書と照らし合わせると面白いかも。


借りた本なので図書館に返さないといけない本だけど、自分でも手元に置いておきたいなと思わせてくれた1冊である。

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by miyonara | 2015-04-07 18:20 | 書籍・資料
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卵巣がん(明細胞腺がん)が3年の時を経て再発。わたし色の豊かな人生を目標に☺


by みよちん
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