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笑いに変えて

人生は笑いだと思っている。

だからだろうか。
自分のがんのことで泣いたのは、数える程度。
がんになったことが特別不幸なことだとは、どうしても思えないのだ。
だれががんになってもおかしくない時代でもあるし・・・。

ここ最近でいうと、ドラマ『流星ワゴン』や『アルジャーノンに花束を』を見て泣いた回数のほうが圧倒的に多い。現実のことよりも、フィクションで泣いている・・・。
子宮も卵巣も摘出しなきゃいけない→子どもを望めないっていうことに、がんであることよりもショックを受けた。がんだから・・・っていう理由ではほとんど泣いていないかな。
うん、私の場合は、子どもが好きなのに、母親になれなかった、ということが一番の衝撃だった。

しかし。

自分の子どもは持てないけれど、仕事ではたくさんの子どもたちに笑顔をもらっている。
私も、子どもたちが安心して健やかに成長できるよう、笑顔を返したい。
子どもの一日が、保護者の一日が、私たち保育士の一日が笑顔で始まり笑顔で終わる。
「あなたにとって保育とは何か、漢字一文字であらわすとどんな字になりますか」と、某自治体の保育士採用試験の二次面接で聞かれたことがある。
もちろん、私は「『笑』という字です!」と、理由とともに答えた。


これまで触れてきたかもしれないが、がんが発覚するまでの私は、どちらかというと?いや、かなりマイナス思考の人間だったのではないかと思う。信頼できる相手にはしょっちゅう愚痴っていたし、割り切る、ということが上手に出来ていなかったと思う。

今はどうだろうか?

うーん。

性格が180℃変わったわけではないけれど、少なくとも、病気のおかげでプラス思考人間になってきたのではないか。。。と思うのだ。

おいしいと思うものを食べられることに感謝できて。
楽しいなって思える瞬間を共有できる主人やナラや友人に感謝できて。
理解のある職場にも感謝できて。

普通に、ごくごく普通に生きていられるってことがこんなにも嬉しくて。


だからね。

ちょっとくらいのことは、我慢もできるし、腹も立てないようにしてきた。


なのに。
今日の義母の態度。
どうよ???


足のしびれがひどくなってきているのに、犬の散歩には行かねばならない。
ナラひとりならまだいいが、老夫婦のメレ・・・義父がなかなか散歩に行こうとしない(夕方になってもパジャマのまま)。
足が痛くなければ私も気持ちよく行ってやりたいけれど、小型犬とはいえ、2頭の散歩って、体力の落ちている人間にはけっこう堪えるのだ・・・

義父も闘病中だから、無理はさせたくない。自分も無理はしたくない。
でも、私がやらねばだれがやる???

しんどいけどがんばろか~と思っていたところに、義母が無神経な一言。
「大丈夫か?お父さんに頼んだろか?」

は????

はあ???????


もういっぺん言うてもらえます???

頼んだろか???

頼んだろか???

おいおい、こら、ばあさんよ。

あんたが頭下げなあかんのは、お義父さんにじゃないよ。

世話もできないくせに、先住犬トチが亡くなってからどうしても犬がほしいと言った、そのあんたが頭下げないといけないのは、この私なんだよ。
犬のほうが長生きして、結局は不幸になるからダメと意見した息子夫婦に、「私の気持ちはどうなるの~~~」と駄々をこねたあんたが頭を下げるべき相手は、息子とその嫁なんだよ。

大丈夫か?って全然心こもってないやろ。
お父さんに頼んだろか?って、何もせんあんたが何を私に上から目線でモノ言うてんの?

カチンときたから
「大丈夫じゃないです。でも、お義父さんもしんどいやろからね~」と言い放って散歩に出た。


あああー。

プラス思考人間になってきたつもりやけど、やっぱりまだどこかでマイナス要素が抜けていかない!


でもね。



ストレスをため続けるわけにもいかないので、この場で吐き出させてもらいました。

不愉快な話を読んでくださった皆さん、ありがとうございます。

吐き出させてもらったからには、笑いに変えて、次に進みます!


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by miyonara | 2015-04-18 18:20 | 雑感
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卵巣がん(明細胞腺がん)が3年の時を経て再発。わたし色の豊かな人生を目標に☺


by みよちん
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