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認知症サポーター養成講座

社協の研修部主催の『認知症サポーター養成講座』を受講しました。

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認知症の理解を深めることと、地域ぐるみで認知症の方やそのご家族をサポートできるように・・・と開催されました。
若い世代の受講は少なかったですが、実際に介護をしておられる方やこれから先のことを真剣に考える町内の方たちが集い、みんなで勉強しました。

サポーターといっても、具体的に「何かをしなければならない」ということではなく、あくまでも自分にできるサポートをする、ということです。サポーターは、介護職員でもヘルパーでもないので、それで何か仕事をしなければならないということではありません。
日常の生活やご近所づきあいの中で、助け合いましょう、という精神の象徴だと私は解釈しています。

講師の先生のお話はとてもわかりやすくユーモアたっぷり。
実例もたくさん挙げていただきながら、認知症とはどういうものなのか、認知症の方にどう接すればいいのか、教えていただきました。

認知症であっても家で過ごしたい、病気になっても最期は自宅で、と望まれる高齢者は多いのです。
誰だって、病院よりも家のほうが好きなはず。
介護を受ける側、介護をする側の双方が地域で孤立しないよう、見守っていきたいと思っています。



認知症サポーター養成講座を受講すると、オレンジリングが与えられます。

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なんか、阪神ファンにケンカ売ってるような色ですけど、このリングを身に付けたり、カバンなどの持ち物に付けることで、「私は認知症サポーターです」という証になります。

こんな例があったそうです。

スーパーで要介護のお母さんを連れて買い物に来た女性が、このオレンジリングをかばんに付けている人を見つけて、「少しの間だけ母を見ておいていただけませんか」と声をかけたそうです。
声をかけられたサポーターの人は事情を察して、数分の間、要介護のお母さんの話相手をされていたそうな。
その間に、女性は無事に会計等を済ませられたそうです。

私も、介護者の会で聞いたことがあります。
ちょっとした隙に、お母さんがいなくなって、探し回ったと。

スーパーの買い物のときなど、会計や買い物したものの袋詰めの間に、す~っとどこかへ行ってしまうんですってね。
ほんのわずかな時間なのに、見当たらなくなってしまう。
思った以上に遠くに行っていたりして、探すのも一苦労なのだとか。

高齢者の方がひとり歩きをしていても、お元気そうなら、誰も「おかしいな」とは思わないでしょう。
それが実は徘徊や迷子だとは気付かないこともあるでしょう。

「お互いに知っている」「顔の見える」関係って大切だなあと実感しました。
私も今の地域に住むようになって15年。
幸い、犬の散歩や地域ボランティアの活動で、友人も増えました。
希薄になっていると言われている「ご近所付き合い」ですが、新興住宅地が高齢化してくると、無視できる問題ではなくなってきます。
面倒なことも多いけれど、『互助』の精神は忘れずにいたいと思います。

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by miyonara | 2015-09-20 23:29 | 介護のこと・福祉のこと
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卵巣がん(明細胞腺がん)が3年の時を経て再発。わたし色の豊かな人生を目標に☺


by みよちん
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